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虐待防止ネットワーク

大阪府北部某市の児童虐待防止ネットワーク会議の委員として、
ほぼ2ヶ月に1回の割合で会議に参加しています。
最近の議題は、もっぱら、児童福祉法の改正における市の対応です。

昨年、児童虐待防止法と児童福祉法が相次いで改正されました。
改正児童福祉法は、児童虐待をはじめとする
家庭その他の相談に応じて、必要な調査や指導を行うことを
市町村の業務として規定しており、
4月1日の適用まで目前となりました。

これまで、児童相談所が大きな役割を担ってきましたが、
児童相談所にはより重大なケースを担当させ、相談レベルの
軽微なケースは市町村に委ねようという趣旨なのですが、
これが、そんな簡単なことではないんですよね。

市の担当部局で対応するのは事務職であり、児童福祉や虐待などの
専門的知識を有していません。
そこで、新たな職員(専門職)が必要なのですが、
新たに職員を入れるとなると、たちまち予算の壁にぶつかります。
児童福祉法の改正に関し、一定の予算はついているのですが、
予算の範囲では、非常勤の職員を1人入れるのがやっとで、
時間外に対応するシステムなど、とても無理なんです。

また、市民から「虐待です」と通報がなされ、そこに緊急性を感じたら、
本来は現場に赴いて、状況確認を行うことになりますが、
すべて個別に対応するとなると、とても一人では無理です。
夜に通報があっても、電話応対はできず、
関係先へのかけ直しを促すテープが流れるだけだったら・・・

今回の法改正に関係して、素直に思ったことは、
行政はお金がなければ身動きがとれないということでした。
何らかの事件が起きて、市長が頭を下げないと深刻さが理解されれば、
予算が付くのでしょうか。

また、虐待防止ネットワークは、関係機関が連携して、
問題に対処するという位置づけですが、ともすれば、
ネットワークに入っている機関の間で
問題の押し付け合いが発生しかねません。
「ネットワーク」にデメリットがあるということも
意識しないといけないですね。

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