家事事件手続法

投稿日:2012年12月19日     カテゴリー: 家族の法律

小島法律事務所の小島です。

平成25年1月1日から、家事事件手続法が施行されます。
家庭裁判所での家事事件(親子や家族など、家庭内の問題を主に対象とします)の取扱が、大きく変わります。
裁判所では既に試行的に取り組みが始まっていて、先日、初めて「審判期日通知書」という書面を受けとりました。

お金の貸し借りなどを広く扱う一般の訴訟事件では、判決の期日があらかじめ指定されますので、主張・立証活動の区切りにもなりますし、判決後の準備することもできますが、家事の審判事件では、審判が出される日が知らされず、一方的に審判書が届くことがほとんどでした。

そのため、依頼者のみなさんに対しても、「届いたら連絡します」というご説明しかできなかったので、ちょっと不安なままお待ち頂いていたことになります。
審判の日が前もって分かると、その点での不安はなくなりますね。

さて、12月に入って事務所にやってきた、スノーマン。

年末のバタバタの中、事務所で唯一クリスマスムードを出してくれています。
今年もあとわずかですが、その後は年末年始のお休みもありますし、それまで駆け抜けたいと思います。

同居か別居か?

投稿日:2012年10月25日     カテゴリー: 家族の法律

小島法律事務所の小島です。

先日、とある研修で、パネリスト(裁判官)から「同居中の夫婦の離婚調停は難題が多い」と聞きました。

家事調停は、本来、家庭内の問題なのに協議が進まないために利用されるのが一般的ですが、そのペースは月1回。
時間がかかる半面、時間が重ねられるために徐々にクールダウンしていく効果もあるように思います。

離婚調停を申し立てる事態になった、つまり、当事者間では話し合いが進められなくなったにもかかわらず、同居を継続していると、逆に対立が深刻になってしまい、調停でも話し合いがなかなか進まないことが、確かにあるようです。
同居を続けるか別居するか、離婚の意思を切り出すに当たって悩まれる方もいらっしゃいますが、対立を避ける(調停を唯一の話し合いの場とする)ことも一つのポイントになりそうです。

さて、お客様との打ち合わせのため、大阪市福島区にある中央卸売市場に行ってきました。午後4時の市場はとても静かでした。

早朝の風景を少し想像しながら、私は旬のおいもさんを一箱おみやげに頂戴して帰ってきました。

スタッフにはとっても喜ばれました。ごちそうさまです!

任意後見のこと

投稿日:2012年10月13日     カテゴリー: 家族の法律

こんにちは。小島法律事務所の小島です。

成年後見に関するご相談もしばしばあります。
きっかけは、
・ 高齢になった兄弟姉妹には子がいない、どうすればいいか。
・ 配偶者や子がいない方が入院した。遠い親族である自分が手続きをしていいのかわからない。
などさまざまです。

その方の財産管理の能力が低下している場合に活用される制度で、成年後見人が選任されると、成年後見人が財産を管理し、病院や施設との契約を締結することになります。
私も現在進行形で数人の方の成年後見人を担当しています。
生活状況はさまざまですが、直接お話しして物事を決めていくことができないという点は共通しており、「この方にとって良いのはどちらか」という判断が難しいこともあります。

自分に成年後見人が必要となるときに備えてあらかじめ依頼しておく制度もあります。
任意後見といいます。
自分が信頼できる人に依頼でき、自分の意向も伝えることができるのが利点です。

私も任意後見契約を結んでいる方がおられますが、後見が必要になるとしてもまだまだ先です。
なので、年に数回、ランチする機会を持っています。
お弁当を選んで、デザートを買って、ご自宅に伺い、世間話をしているとあっという間に時間が過ぎます。
少しずつ、その方の考え方や好きなことが分かってきているように思いますので、ずっと続けていきたいです。

帰りには、いつも懐かしめのおやつをいただいたりして。

この制度、遺言ほどは、いっぱんに浸透するところまではいっていませんが、成年後見が知られるにつれ、徐々に増えていくのかなと思います。