時間の見積り
「トラブルは早くに解決できた方がいい」
それはみなさん思われることなので、
解決までにどのくらいの時間がかかるのか、
という質問を受けることも多いです。
時間の見積りです。
最高裁の公表内容によれば、
訴訟(第一審)の平均審理期間は7,8か月とされていて、
私自身の感覚にも合っているので、
「だいたい8か月くらいです。」とお答えすることにしています。
提訴して約1か月後に第1回期日が入り、
その後、原告と被告が互いに主張を交わしていきます。
それは、「書面の提出」という形で行うので、
書面を出すための準備期間をもうけなければなりません。
書面のやりとりを2回ずつ行うと、おおよそ4か月間、
審理の最終場面で、尋問手続(証人や本人が裁判所に出向いて行う)が入り、
それを経て、判決がでるまでに、3,4か月。
ということでトータル7,8か月。
ただ、これはあくまで「平均」ですので、
交互に主張や反論を繰り返す回数が増えれば、その分、
期間が長くなり、1年を超え、2年ほどかかる事案も、もちろん、あります。
調停は、
訴訟のように、書面で主張や反論を提出するのがメインではなく、
裁判所で具体的な話し合いを行うため、
手続は全く異なります。
調停の場合は、おおよそ月1回、期日が入ります。
調停の典型例は、「離婚調停」と「遺産分割調停」なのですが、
離婚調停は、調停の成立または不成立までに4~6か月ほど
を目安にしています。
遺産分割調停については、先日、研修で聞いたところによると、
平均1年間し、8割が1年以内に終了しているとのことです。
トラブルを抱えた期間をなるべく短くするために、
合意内容に関して妥協する、
ということも少なくありません。
「時間」も大事な要素なのだと思います。


